イ・ボミの左一軸スイングで、ゆったりと楽に振っても飛ぶ秘密を知りたくないですか？２０１６年も年間５勝を挙げ２年連続賞金女王イボミの一軸スイング【別冊ゴルフTODAY】が分析。
■ゆったりと楽に振っても力強いドライバーショットが打てるのはなぜ？
■リラックスした表情で打っているアイアンがピンに絡みつく秘密が？
１軸スイングで打つための５つのポイント
１．頭の中心が、スイング軸
スイングの軸として、頭のてっぺんから地面へ向けて刺さる１本の棒を想定します。そしてアドレスからフォローまで頭を動かさず、この軸を中心に体を回転させるイメージでスイングをします。顔よりも「首の後ろ」に１本の軸があることをイメージするとスムーズなスイングになります。
２．スイングの始動は、胸を回すこと
テークバックでは、右ひざを動かさないこと、そしてまず胸を右に回すことを始動のきっかけにします。この胸の回転に引っ張られるようにして、クラブヘッドを低く動かします。
よく肩を回すという人もいますが、イ・ボミによると「肩を回すと、左肩がアゴに近づいて、スムーズのスイングできません。それより胸を回した方がスイングが大きくなりる」とのことです。
３．左ワキを絞め、強いフォローに
２軸スイングに比べて、体重移動が少ない１軸スイングについて「飛距離が落ちるのでは？」と思う人もいるかもしれないが、決して飛距離は落ちない。
イ・ボミは「１軸スイングでも、左ワキを絞めて、強いフォローを出すことでヘッドスピードが加速して飛ばせるのです。１軸スイングで打てば、方向性と飛距離アップも叶えてくれるのです。
４．アゴの位置で、１軸スイングを確認
イ・ボミのスイング写真にはある特徴があります。それはインパクトの瞬間に、きれいにアゴが真下の地面を向いていることです。
上級者向けのチェックポイントになるのですが、実はこの「アゴの位置こそが「１軸スイング」ができているかどうかのポイントになっているのです。アマチアゴルファーの多くは、インパクトの瞬間にアゴが左方向（目標方向）を向いています。
アイアンはべた足スイング
ドライバーは飛距離を求められるクラブですが、アイアンやUT（ユーティリティー）は狙ったところに正確に打っていくことが求められるクラブです。
より正確に打つためには、ドライバーよりも体重移動を抑えたスイングをアイアンでは目指しています。その結果、私は「べた足スイング」でアイアン打つようにしています。（韓国選手の特徴）
アン・ソンジュさんや朴インビさんは、ドライバーでも「べた足スイング」です。上半身の軟かい特徴のあるゴルファーなら大きクラブでも「べた足スイング」が可能ですが、せめてアイアンは「べた足スイング」は有効です。
５．力強いドライバーショットが打てるのドローボールだから
べた足スイングの最大の特徴は、インパクトで右足を大きく蹴らないことです。おそらく、多くのアマチュアゴルファーの皆さんは、ドライバーでもアイアンでもインパクトの瞬間に右足を蹴ってしまっていると思います。
でも右足を蹴ると、体重移動が激しくなってカット打ちになってしまうので「スライス」「引っ掛け」が多いのも練習量の少ないアマチアゴルファーには特徴の一つです。
もしあなたが、スライスを本気で治したいと思うなら、今やっている練習は一旦脇に置いて、アマチュアでも簡単に打てる ドローボールを練習してください。
簡単といっても
・インサイドアウトに振る
・インパクトの時に手首をこねる
・グリップをストロンググリップにする
そんなものではありません。
女子ツアーのイ・ボミ選手、PGAツアーのタイガー・ウッズ選手やマキロイ選手、松山英樹選手、石川遼といった８割のプロが選んだ ”持ち球”は、「ドローボール」です。
マキロイもべた足スイングのドローヒッター！
世界で活躍する男子ツアーで「マキロイのスイング」を見ても力強いスイングでも右足は、インパクトの瞬間まで「べた足」で踏ん張っているのがよく分かりますね～。
日本で活躍する韓国選手の多くは「べた足スイング」です。
イ・ボミ
アン・ソンジュ
キム・ハヌル
日本でも、世界で活躍された青木功さんや還暦からプロテストに受かったことで有名な古市忠夫プロと多くはいませんが、強い選手は一軸スイング《右足べた足スイング》です。
一軸スイング＝ベタ足スイングの動画を見て、練習方法を間違いやすいのは「下半身を止めてしまう」「手打ちになる」「上半身だけでスイングしてしまう」ことです。べた足スイングを研究する場合は「スロー動画」で何回も見て下さい。
間違った練習はゴルフの上達を遅らすばかりか、悪い癖が付きますので、信頼おけるゴルフスクールでコーチに「ドローボールを打ちたい」と進言して下さい。
あなたのドローボールを見たライバルのビックリする顔が・・(^O^)／
1軸左肩打法の基礎「2万人以上のゴルファーを上達に導いた最新ゴルフ上達法」⇒吉本巧監修『ドローボール・マスタープログラム』
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