ゴルフで100切りを攻略するには、スイングを安定させればいいのですが、それが難しいのはなぜか? 藤田プロも実践するゴルフエクササイズは凄いです。
ゴルフ練習場でボールを打つだけでは、上達は望めないことがわかりました。正しいスイングを覚えて、それをささえる下半身を作ることが重要です。
ゴルフスイング基本動作を習得することがエクササイズの目的
ゴルフスイングには、誰でも共通する部分と、その人の個性があり「すべてのゴルファーが同じということはありません。
世界のトッププロを見ても、いつも一緒にラウンドする友人や先輩のスイングを見ても人それぞれですよね。
アドレスやバットスイングの上げ方、トップの高さも体形や体の柔軟性も異なることからすべての人に共通するスイングは存在しません。(藤田プロ)
スイングの表面だけ見て形が違っていても「ゴルフスイングの核」となる形や動作があることを知ることが重要です。
股関節の入ったアドレスや下半身主導の切り替えしなどが核にあたります。こうした核の部分を知ってからは驚くように上達しました。
私は自分のスイングをスマートフォンでチェックしています。エクササイズを始めてからは下半身がドッシリとしているのが分かります。
私が実践してきた藤田式スイングエクササイズを紹介しますので、あなたのスイング作りに役立てて下さい。
飛距離をアップだけでなく、方向性アップにもつながることお約束します。それでははじめていきましょう。
アドレスはクラブを股関節に当てたスクワットで
アドレスで重要なことは、股関節を使ったアドレスができるかどうかでショットの質が決まってしまいます。
強いボールを打てるようになるには、まず最初に「股関節を利用」することを体で覚えることです。
野球の守備やテニスでサーブを受けるときに「つま先側」に体重をかけるのが動かしやすい構えです。股関節に負荷をかけるのです。
股関節の入ったアドレスをするには「スクワット」おすすめです。しりを落した時に股関節が入るのを感じていればいいです。
1.肩幅から少し広めからはじめます。
2.ヒザを正面に向けたままお尻を落せるだけ落とします。
※10回を1セットとして毎日3セット
クラブを肩に担いで上体を前傾させてスクワット
アドレスでもう一つ大きなポイントは、「状態の姿勢」です。背骨を軸に回転しやすくするためのエクササイズを紹介しますね。
スイングの基本は、背骨を軸に回転することですがアドレスの姿勢で回転のし易さが変わります。
軸で回転しやすくするには、腰や背中に適度な張りを感じるくらい背中を伸ばす構えを覚えましょう。
ボールを打つように前傾してスクワットを行います。クラブを担ぐことで胸が開いて、肩甲骨も使いやすくなります。
前傾することで、より実践のアドレスに近づきます。前回のスクワットと同様に股関節に負荷がかかるように意識して。
1.クラブを担ぐことで猫背にんりません
2.前傾姿勢を保ち股関節に負荷を感じながらスクワット
※毎日10回×3セット【背筋の筋力アップ】
バックスイングの基本は右サイドに体重を乗せること
バックスイングの上げ方や回し方に神経を使うよりも「右膝が流れないように」するために右股関節や右足に体重を乗せることです。
ショットの制度やミート率の低い人は、右ひざが流れたり右股関節に体重が乗らなくて伸びあがり左足体重になる人が多いです。
1.クラブを肩に担いでアドレス上体を前傾・膝を軽く曲げる。
2.右足、右ヒザの向きを変えずに横へ踏み出す。【右股関節、右足内側に体重がかかる】
3.下半身を動かさずに上体だけ右に回す。
4.沈み込んで右サイドに体重を乗せる
※右股関節に体重が乗ればダウンスイングで(懐ふところ)ができてインサイドからクラブが入れられる準備ができてミスが防げます! 【10回を2-3セット】
切り返しは左足を右へ寄せてから左足を踏み出す
トップスイングの切り替えしは、インパクトに向かう重要な動作です。ゴルフの上級者は、下半身から始動しています。
もちろんプロゴルファーは大きなパワーを生み出せる下半身主導でパワーをつけるためのエクササイズをしています。
1.両脇を締めて地面と平行にクラブを載せる。
2.左足を右足に寄せながら、上体を右に回す。
3.左足を大きく踏みこむ。上体はトップスイングの形を保っておく。
4.左足に体重が乗ったら上体を左へ回す。
5.上体を回し切ると同時に右足を左足に寄せて左足1本で立つ。
※この動きを繰り返すことで、切り返しを下半身から始動する感覚をつかめます。
ダウンスイングは左足を踏み込んでスクワットを行う
切り返しからは下半身始動がスイングにおける重要なポイントです。ダウンスイングでも下半身の使い方が重要なんです。
ダウンスイングでも下半身強化のエクササイズをすることで安定したスイングをつくることができます。
切り返しでも下半身の始動のエクササイズをしましたが、さらにステップアップするのが今回のエクササイズです。
1.肩にクラブを担いでアドレスの形をつくる。
2.左足を右足に寄せながら右に回す。
3.上体の形を変えずに左足を踏み出す。
4.左足を踏み出したところでスクワットを繰り返す。両足内側と股関節に負荷を感じるように腰を落とす。
5.この形でスクワットすればダウンスイング時に必要な筋力アップになりダウンスイングで下半身が粘れるようになります。
※クラブを背中に担ぐことで胸を張れば、猫背の予防になり、スクワットするときも胸を張るようにしましょう。
左足内側に力を入れてパワーを逃がさない
下半身主導で切り返すことで上体と下半身の捻転差が大きくなりパワーを発揮できますが、
ダウンスイングで左へ体重が移動するときに、左足の内側に力を入れて体が流れ過ぎないように支えます。
重い物をヘッドで押すエクササイズによって、インパクトでの力の出し方がイメージできたのではないかと思います。
実際にボールを打つときも下半身を左に押し込んでハンドファーストでボールを捉えることです。
インパクトはヘッドで思い物を押す形で大きな力が
インパクトは自分の力を効率よくボールに伝えるためにもインパクトでは、ボールを押す意識が必要だ。
下半身のリードでダウンスイングを行いつつボールを押すエクササイズを行うことで下半身が先に動いてハンドファーストの形になります。
1.ボールの位置に重い物を置く。
2.ヘッドで重い物を押すために、最も力が出せるのは「ハンドファースト」の形です。
フォロースルーは左足を踏み込みながら左手1本で素振り
軸を中心に正しい体の回転が出来ても胸に力が入るようではスイングは乱れます。ダウンからフォロースローにかけて正しい振り抜きを覚えましょう。
右利きの人は、力の入りにくい左手1本で素振りを行うとダウンスイングからフォロースルーにかけての正しい軌道になります。(左利きのひとは逆)
1.利き腕でないほうでクラブを持ちます。
2.ダウンスイングの踏み込みエクササイズのように、トップすんぐにかけて左足を浮かせて右足1本で立つ。そこから左足を踏み込んで胸が目標を向くまで大きく振りぬきます。
飛距離をアップに効果的な特別エクササイズ
飛距離をアップするために効果的なエクササイズをすることで誰でも大きな飛距離をアップをすることができます。
プロゴルファーの中でも小柄な藤田プロが実践している効果的なエクササイズを紹介しますね。毎日素振りと合わせてやってみてね。
足を左右に踏み出して体重移動させる
1.左右均等の体重配分にしてクラブは平行
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2.右足を右に平行移動する
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3.左足を右足に寄せて右足に全体重をのせる
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4.左足を左に踏み出す。この時右足で踏ん張る
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5.右足を左足へ寄せながら左足へ全体重を乗せる
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※この左右へのステップを10回繰り返すと体重移動が自然とできてエクササイズにもなるので一石二鳥だ。
体重を横に移動させながら上体を捻転する
1.左右均等に体重配分して両足を広げ、クラブは平行
画
2.右足を右に平行移動する
画
3.左足を右足に寄せて右足に体重をのせながら上体を右に回す
画
4.左足を左へ踏み出す。下半身リードを意識するために胸は後ろに向けたまま
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5.踏み込んだ肥大足に右足を寄せながら胸が目標を向くように上体を左に回す
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6.フィニッシュまで行ったら、右足を右に踏み出してこの動作を繰り返す
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足を前へ踏み出した後上体を回す
1.直立して肩にクラブを担ぐ
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2.右足を大きく前に踏み出す
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3.上体を右に回してバランスを保つ
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4.左足を大きく前に踏み出す
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5.上体を左へ回してバランスを保つ
※注意点は、足を踏み出した時に上体が前かがみにならないこと。背筋を伸ばしたまま、アドレスと同じような前傾角度をつけておくこと。
左右ジャンプしながら上体を回す
1.クラブを横にして胸の前で持つ
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2.右横へジャンプ
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3.右足1本で着地して上体を右に回す。右足の内側で体重を支える
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4.左足1本で着地Sて上体を左へ回す。左足の内側で体重を支える
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※着地した時に下半身の内側に力を入れることでバランスをたもつ。これを繰り返すことで下半身の内側の筋力アップになります。